機能材料工学コースは、物性論の手法を使い、原子、分子レベルで物質を設計し、制御して新規な機能性材料を実現し、
それを用いて社会の発展に寄与するデバイスを創出するための専門教育・研究を行っています。
物理・化学的基盤の上にバイオテクノロジーとの融合領域を持つことを特長とします。
本コースには次の4学問分野があります。
@量子井戸・超格子等低次元系の光物性、磁性および新規磁性材料、有機薄膜物性等を研究する
量子物性工学分野。
A高周波磁性材料、ハードディスク用高密度記録薄膜・ヘッド材料、太陽電池等の半導体材料、誘電体材料、水素吸蔵材料を作製し、デバイス化する
量子デバイス工学分野。
Bポルフィリン超分子材料、発光性高分子材料、分子認識機能を有する糖鎖カルボシランデンドリマー等を扱う
分子設計・デバイス工学分野。
Cタンパク質やDNA等の生体高分子の進化を高速化できる進化分子工学、およびゲノムインフォマティックスによりゲノムを解析し、
その機能を発展させるゲノム工学を扱う生体高分子工学分野。
博士前期課程の入学定員は34名です。
物理・化学・生物などの学際分野に旺盛な好奇心をもち、物質のなぞに挑戦する未知の分野を開拓したいという若者を歓迎します。